技術者・研究者は、技術を社会へ実装し、顧客や社会に対して価値を提供することが役割です。一方で、VUCAと言われる外部環境変化やリソース不足等の内部環境変化の激しい今、その方法については従来の考え方を見直していく必要があるのではないでしょうか。

今回のR&Dイノベーションフォーラムでは、技術者の役割や組織の在り方、一人ひとりの内面にまで多角的に目を向け、「当たり前を疑い、超えていく」きっかけにしていただきたいと思っています。
 開催日  2023714日(金)

 時 間  講演 13:00~17:00/交流会 17:15~19:00
 定 員  80名

 主 催  株式会社日本能率協会コンサルティング


〒101-0022
東京都千代田区神田練塀町3

・JR線 秋葉原駅 中央改札口より徒歩2分
・つくばエクスプレス線秋葉原駅 A3出口より徒歩1分
・東京メトロ日比谷線秋葉原駅 2番出口より徒歩3分

 参加料  11,000円(税込)/人 (交流会・消費税込み)

  • 5名様以上同時にお申込みいただいた場合、1名様分を無料とさせていただきます。(※同時お申込み限定)

  •  お申込み頂いた方全員が「JMACTV」による録画配信で各セッションの視聴可能です。視聴方法等詳細につきましては、お申込み頂いた方に、改めてご案内させて頂きます。
※ 同業・個人の方はお断りする場合がございます。

申込項目
内容
参加料(税込)
お申込み
1
会場参加
(講演+交流会)
  • 講演・交流会両方へご参加可能です
  • 録画配信も視聴可能です
※交流会の参加を希望されない方は申込フォームにてご回答ください
11,000円
(交流会参加費用を含む)
満員御礼
2
録画配信のみ
  • 開催後、録画配信にて講演を視聴可能です
  • 当日の会場参加はできません
  • 録画配信期間:2023年7月31日~9月29日
11,000円
満員御礼
第26回 R&Dイノベーションフォーラム、パンフレットダウンロードできます!
 スケジュール  
13:00-13:05
開催の挨拶(JMAC)
展示企画
技術者採用のトレンド

~「企業が博士課程修了生に期待する資質・能力・知識の実態調査」から~
13:05-14:00講演企画①
コンセプト×技術者 ~よりよい世界を描き・伝える力~
14:15-15:30
講演企画②
技術者が日本の国際競争力強化に貢献するためには
~米国・欧州から見える日本の技術部門の課題~
15:45-17:00
講演企画③
イノベーション・ルーティン~全技術者がイノベーションを日常化するために~
17:15-19:00
交流会
\ブログにて、魅力をたっぷり発信中!/

講演①
コンセプト×技術者
~よりよい世界を描き・伝える力~

 顧客価値の多様化によって、年々商品コンセプトの創出と発信が難しくなっています。そのような状況の中、価値ある商品や技術があってもその魅力がお客様に伝わらない、そんなジレンマに陥るケースも往々にして起こります。また昨今、SDGsやエシカルに対する顧客の関心の高まりによって、QCDだけでなく我々の商品・事業が世の中にどのような社会価値を持続的にもたらすのかも問われています。

 本セッションでは、ビジネス書で年間1位を獲得した「伝え方が9割」の著者であり、株式会社ウゴカスの代表であるコピーライターの佐々木圭一氏をお招きし、弊社コンサルタントとの対談、参加者の皆様との質疑応答を通じて、「技術者」がより良い世界を描き、届けるための心構えや新たな視点、その方法を考えていきます。

佐々木圭一
「伝え方が9割」著者
コピーライター/作詞家/上智大学非常勤講師/株式会社ウゴカス代表

日本人初、米国の広告賞「One Show Design」でゴールドを獲得(Mr.Children)。カンヌ国際クリエイティブアワードにて、金賞を含む計6つのライオンを獲得するなど、合計55のアワードを入賞受賞。
郷ひろみ・Chemistryの作詞家として、アルバムオリコン1位を2度獲得。
2014年、クリエイティブ ブティック「ウゴカス」を設立。
『伝え方が9割』は世界シリーズ累計256万部。
ドキュメンタリー番組「情熱大陸」にコピーライターとして初めて出演。
日本のコミュニケーション能力をベースアップさせることを、ライフワークとしている。

講演②
技術者が日本の国際競争力強化に貢献するためには
~米国・欧州から見える日本の技術部門の課題~

日本の技術の国際競争力強化は長年の課題であり、私たち日本人の生活に直結します。しかしながら、技術者・研究者および管理職は、日々の技術開発に勤しむ中で、”国際競争力強化”について、考える機会はほぼありません。
 
本セッションでは、シリコンバレーや欧州企業の先進事例を現地で研究し日本企業や政府への提言を続けている桑島 浩彰氏をお招きします。海外の企業で実際に行われていること、日本の技術部門が取り組むべき課題についてお話いただきます。セッション内では、技術開発現場と長く関わるコンサルタントとの対話を通し「見えていないことを想像する」「横軸の開発体制」などをキーワードに議論を展開します。来場者との質疑応答の時間も設けておりますので、ぜひ一緒に討議しましょう。

桑島 浩彰
東京財団主席研究員
カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院
ハース・エグゼクティブ・フェロー
及び株式会社K&アソシエイツ代表取締役

東京大学経済学部経営学科卒。ハーバード大学経営大学院およびケネディ行政大学院共同学位プログラム修了(MBA/MPA)。三菱商事、ドリームインキュベータ、ベンチャー企業経営を経て、現在カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院ハース・エグゼクティブ・フェロー及び株式会社K&アソシエイツ代表取締役。神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程にて企業変革・イノベーションについて研究中。日経クロステック、東洋経済オンライン、日経経済教室などに記事執筆多数。
北カリフォルニア日本協会ボードメンバー。

主な著作
講談社現代新書「日本車は生き残れるか」桑島 浩彰、川端由美(2021年5月刊)
ダイヤモンド社 「SDGs時代を勝ち抜く ESG経営」桑島浩彰、田中慎一、保田隆明(2022年4月刊)

講演③
イノベーション・ルーティン
~全技術者がイノベーションを日常化するために~

新規事業・既存事業ともに、顧客価値を創出するためには常識にとらわれず本質的な課題を発見し、解決することが全ての技術者に求められています。
ところが、業務プロセスや組織マネジメント、限られたイノベーターの発掘と育成に着目されることは多いものの、全ての技術者がイノベーションに向けて普段どんな意識や行動を習慣とすべきかにはあまり焦点が当たっていません。

本セッションでは、「どうすれば全ての技術者が常識にとらわれず、本質的な課題発見・課題解決ができるのか」「周囲の反対などの難しさを乗り越えていく方法」について、日常業務の習慣や個人の認知バイアスに焦点を当て、実態調査結果や学術的な知見から考えていきます。

西原 (廣瀬) 文乃
立教大学経営学部 准教授
政策研究大学院大学 非常勤講師
ユヌス・よしもとソーシャルアクション株式会社 取締役
日本ナレッジ・マネジメント学会 理事

名古屋大学法学部法律学科卒。NECに勤めた後、一橋大学大学院国際企業戦略研究科にて知識創造理論の世界的権威である野中郁次郎一橋大学名誉教授に師事、修士(MBA)および博士(DBA)修得。研究分野は知識創造理論に基づく経営戦略、国際経営、イノベーション、リーダーシップ。
主な著作
千倉書房「実践ソーシャル・イノベーション」野中郁次郎・廣瀬文乃・平田透著(2014年)
日経BP「イノベーションを起こす組織」野中郁次郎・西原文乃著(2017年)
千倉書房「共感が未来をつくる」第5章第2節、野中郁次郎編(2021年)

展示企画
技術者採用のトレンド
~「企業が博士課程修了生に期待する資質・能力・知識の実態調査」から~

博士課程修了生は、修士課程修了生や学士卒業生と異なって長年の研究経験があります。そのため、就職活動の時点で自らがアピールすることのできる専門性やスキルを身に付けている人材と言えます。

研究開発部門の採用を行う企業は学士・修士よりも高い専門性やスキルを身につけた博士人材にも着目していると思います。

しかし、博士課程修了生にフォーカスし、企業側がどのような期待をしているかを明確にした実態調査はこれまでありませんでした。

今回は、東北大学と実施した「企業が博士課程修了生に期待する資質・能力・知識の実態調査」の内容についてご紹介し、企業と博士課程修了生のあり方について考えていきます。